推奨の法帖  『不二』と並行して学習ください
書道教室トップページ 学習ステップの目安  生涯学習 犀水 千字文

白洲書道会では体系的に書の基本をマスターし、更に上達を目指して戴く為に古典の臨書学習を『不二』と並行して学びます。 

しばらく@欧陽詢の楷書手本『九成宮醴泉銘」を取り上げて勉強します。 最初は『九成宮(醴)泉』の4文字(クリックで参考見本が見れます)を書いてください。

他に日下部鳴鶴のE 津田永忠碑・F大久保公神道碑 (大久保公神道碑の方が手本として見やすく線質もより洗練)などがおすすめです。

行書は王義之の蘭亭序。石橋犀水『行書千字文』。顔真卿H争坐位文稿等を学習してみてください。 (条幅の学習者はぜひHを学んでください。

かな学習は 『高野切れ第三種』か『粘葉本和漢朗詠集』を学んで下さい。

書籍は事前にメール戴ければ私が購入して来ます

     法帖名    注釈  
 楷書  欧陽詢 
おうよう じゅん
(557-641)
 
九成宮醴泉銘

(きゅうせいきゅうれいせんめい)

 天来書院の書籍を推薦
九成宮醴泉銘税込:1,050円


 九成宮醴泉銘
 完成された楷法の極致。書字の規範中の規範。凄みのある正攻法。歐陽詢76歳にして気力充実の作。
初心者はまずきれいに整った楷書が書けるようになるために九成宮醴泉銘を習うに適しています。
初唐の三大家の一人で、楷書の四大家の一人でもある。欧陽詢の楷書は端正な字形であり、特に『九成宮醴泉銘』は有名で、日本では昭和時代からこの書風が小中学校の教科書の手本に取り入れられるなど後世に多大な影響を残した。
 A 虞世南
ぐせいなん
(558〜638)

 孔子廟堂碑
(こうしびょうどうひ)

天来書院の書籍を推薦
孔子廟堂碑税込:1,050円
 孔子廟堂碑  この書は結体を向勢にとり点画の接点を離して余白をのこし、穏健な姿態を示し、用筆も悠揚せまらず、右払いを思い切って長く払って暢達に出来ている。内に力を含んで温雅、沈着悠遠、品位の高い楷書である。

肝心なのは用筆、線質、線情を学ぶことが大切です


孔子廟堂碑は、唐の貞観じょうがん二年、(628)に孔子廟が修復落成したとき、太宗の命により建立された。原刻の碑は建てられて間もなく罹災した。

習い方 : 筆の鋒先を外に出さない(蔵鋒)に
 B ちょ遂良
(596〜658)
 
孟法師碑
(もうほうしひ)・
雁塔聖教序碑(がんとうしょうぎょうじょひ)

天来書院の書籍を推薦
孟法師碑税込:945円
 孟法師碑  『孟法師碑』には隷書の運筆法が見られ、そして線は細いながらも勁嶮・剛強と評される


高宗即位後、高宗の信頼も受けて中書令から尚書右僕射へと累進し、長孫無忌・李勣・于志寧と共に重鎮となっていた。高宗が武照(武則天)を皇后に立てることを意見し、?遂良は強硬に反対したが、武則天と高宗により押し切られた。このことにより武則天の恨みを買い、死刑に処されかけたが、遺詔により死刑は免ぜられた。
 C 顔真卿
がんしんけい
(709〜785)
 顔氏家廟碑麻姑仙壇記多宝塔碑顔勤礼碑』などがある。



 顔氏家廟碑
 ←顔氏家廟碑  がんしかびょうひ
彼の楷書の中でもっとも個性が強烈で。実に堂々としている
 D  石橋 犀水

(明治29年- 平成5年)

 犀水 楷書千字文
犀水 楷書千字文
 犀水 楷書千字文

詳細見本

 犀水先生(千字文「まえがき」で以下のことを述べています

・・・・東洋では書は心画として人間形成に大きな役割を演じてきた。しかし今日の書道ほど鍛錬をいとい,過程を軽んじて結果を求め、偶然と感覚的効果を追って文字性を破壊した時代時代は過去に少なかったようである。これも展覧会芸術という変則な書道の台頭によるかも知れぬ。
わらわれは書道本来の学習にかえってもっと真面目に真剣に正しい文字の習得からスタートして各体にわたる書法の基礎的な修練をつみたいものである。このことは絵画におけるデッサンの尊重と同様である。
こうした学書の要求を満たしてくれたものが千字文の学習である。・・・・略・・・
もしこの千字文三体に習熟するならばわれわれの日常の書写に事かかぬばかりでなく、芸術的表現のデッサンにおいても十分であろう。
 私は十数年前還暦を記念につたない千字文三体を世に公にした(これが三多軒で販売している本)がそれが意外にも世に用いられて版を重ねること十数回に及び、次第に意にみたないものになったので昨夏寸暇をさいて軽井沢・無相庵にこもり三週間にして書きあげたものが今回出版の犀水千字文楷・行・草三体である。
(現在絶版)

軽井沢・無相庵で先生が73歳の時に揮毫したすばらしい本は、 「日本習字普及協会」にて出版、10年前絶版となる。三多軒では版権の関係で、犀水先生が意にみたないと言っておられる旧版を販売していることは誠に残念なことです。
私は
「日本習字普及協会」を迄訪ね、人数がまとまればオンデイマンド印刷で製版戴けるところまでお話し致しました。

 希望者は中本迄メール下さい 印刷価格は交渉します(高くないと思います)。
 E  日下部鳴鶴
 津田永忠碑
 

税込 735円
日本書道教育学会  三多軒で販売
 津田永忠碑   
 
  
 F  日下部鳴鶴  大久保公神道碑
大久保公神道碑
税込 2310円
日本書道教育学会  三多軒で販売
 大久保公神道碑
 
 行書    G  王羲之
(307〜365)

 蘭亭叙

天来書院の書籍を推薦
蘭亭叙

税込:735円
 蘭亭叙  永和9年に名士41人を別荘に招いて、蘭亭に会して曲水の宴が開かれ、その時に作られた詩集の序文の草稿が蘭亭序です。
晋の王羲之が蘭亭の会で成った詩集に書いた序文。行書の手本とされる。唐の太宗が愛したため、原本は太宗とともに埋葬されたという。欧陽詢(おうようじゆん)遂良(ちよすいりよう)などによる模本が伝わる。

王羲之はこれを書いたときに酔っていたと言われ、後に何度も清書をしようと試みたが、草稿以上の出来栄えにならなかったと言い伝えられている。いわゆる「率意」の書である。28行324字。
 H  顔真卿

がんしんけい
(709〜785) 
 祭姪文稿さいてつぶんこう・祭伯文稿・争坐位文稿そうざいぶんこう

天来書院の書籍を推薦
争坐位文稿
税込:1,155円
 
顔真卿の「三稿」が一冊に
収められている
顔真卿の「三稿」と呼ばれて有名なものです。
いずれも文章を作るときの原稿です。走り書きであるため、 倉卒の味わいをもち、天真爛漫で作意がない行草書の傑作です。顔真卿(709-785)は、た。 線の重みや強さの表現を重視した書表現は、現代の我々にとっても魅力的です。
                                 争坐位文稿 ⇒

争坐位文稿
税込:1,155円
 
 争坐位文稿  
1字1字の造形を均衡、丸みを持ち、しかも強く、率意の書。媚びたところはなく、筆の運びにも力みがなく、大小・長短・肥痩などの変化の妙趣に富む。筆力の変化(肥痩)の表現練習には持って来いである。
筆脈、文字間の流れを学ぶには大変良い。
 
条幅の学習者はこれを学んでください。




 I  石橋 犀水

(明治29年- 平成5年)
 
犀水 行書千字文
犀水 行書千字文

 犀水千字文  「日本習字普及協会」出版の犀水先生が昭和45年己酉(つちのとり)73歳の時に揮毫した『犀水千字文』

「日本習字普及協会」に版権があり人数がまとまればオンデイマンド印刷で製版戴けます。

 希望者は中本迄メール下さい 印刷価格は交渉します。
 千字文 (メモ)

千字文は、四言ずつ250句の韻文をつくりながら総計千字を重複せずに駆使され,
南朝・梁(502 - 549年)の武帝が、文章家として有名な文官の周興嗣(470 - 521年)に文章を作らせたものである。周興嗣は,皇帝の命を受けて一夜で千字文を考え,
皇帝に進上したときには白髪になっていたという伝説がある。

智永千字文、欧陽詢行書千字文、孫過庭草書千字文、懐素草書千字文などたくさん出版されているが

私は学生時代中野の石橋犀水先生宅の書斎でご指導を頂いているとき、先生は若き頃『千字文』を
繰り返し学習して、全文字を暗唱して黒板に書ける様にしたお話を直接お聞きしたことがあり、

私も先生にあやかり、『犀水草書千字文』を声に出して読み、草書体を憶える目的も兼ね数年間殆ど毎日のように
袋とじが、ぼろぼろに擦り切れてしま程練習したものです。、『千字文』は注釈本を手元に読みながら
学習するのも楽しいものです。そのお陰で私は今日の文字のデフォルメの基礎が養われた


犀水先生が昭和45年己酉(つちのとり)73歳の時に揮毫し『犀水千字文』は「日本習字普及協会」から初版が発行され、
既に10年前に絶版本となってしまった。犀水先生の意向を受け日本書道教育学会で改定版の千字文を世に出して欲しいものです。
(冊数がまとまればオンデイマンドで「日本習字普及協会」様から印刷発行も可能です。中本にメール相談下さい。交渉します。)
 
 神田の古本屋を先日捜し求めたが入手出来なく、三多軒で発売されている犀水千字文はより若い60歳の還暦を記念に
揮毫したもので先生から言わせると、意にみたないものとなったものであり、習うのであれば絶版本で学習したいものです。

絶版本の千字文は軽井沢・無相庵にこもり三週間で楷書千字文行書千字文草書千字文を書き上げたものです。

三多軒でなぜ犀水先生が意に満たないと言われている千字文を再販している理由を尋ねると、三多軒(日本書道教育学会に版権がなく印刷出来ない
ということです。

しかし犀水先生は60代からもどんどん進化され73歳晩年の千字文は私の目にもかなり洗練され、晩年にならても
才能を伸ばされ生涯学習を続けられていた様子が伺われます。

 
千字文は注釈本も多数出版されている。また、書道の手本用の文章に使われ、歴代の書道家が千字文を書いている。

有名なものに
智 永
? 遂良
孫 過庭(唐)
張旭(唐)
懐素(唐)
米 元章北宋
高 宗南宋
趙子昂
文徴明

日本でも
巻 菱湖(まき りょうこ(江戸
市河 米庵(江戸)
貫名 菘翁(江戸)
日下部 鳴鶴明治
小野 鵞堂(明治)などの作品がある。